フリージアのおおらかな花にホッとする
夏花が今一つなので、せっかく持っている四季咲き性を有効活用できていないバラは少なくないと思います。
我が家では、黄バラのフリージアがその筆頭。
香る代わりに花持ちが悪いのと、元々少ない花弁の数が一段と減って貧相になるので、夏はどうもあまり美しく見えないことが多いようです。
春と秋は見事なフリージア
夏を補って余りあるほどに、春と秋は美しく咲くので許されているんです。
このフリージアも、古いフロリバンダなのに、未だに定番種として販売され続けています。
フリージア後にどれだけ多くの黄バラが登場したかを考えると、古い品種も仇や疎かにすることはできません。
夏剪定後はベーサルシュートが出るわけでもなく、淡々と切ったところから芽を出して蕾を付ける。この堅実さも美点の一つですよね。
↓↓ ふつーーに夏剪定しています
そして堅実に花を付けてくれています。
剪定後に咲くまでの期間はそれほど早いわけではなく、お誂え向きの10月末から開花してくれています。
↓↓ 10月末、気温が下がってくれば美しさを発揮してくれます
フリージアって暑くない時期に咲いてくれれば、魅力的です。
こうやって開き切る前の締まった花の時間も長い。
でもやっぱりフリージアは、少なめな花弁をおおらかに咲かせる様子なんだと思います。
↓↓ お得意の紙で造ったバラみたいな咲き方です
このルーズでふんわりした花に安らぎを感じるかどうかが、好みの分かれ目でしょう。
↓↓ この秋は開き切っても蕊が見えないんですよ
我が家では白やピンクのバラが多い中で、フリージアが咲くとホッとします。
ゆるーい感じ、年々その魅力が増して感じられるようです。
これは受取る側の心境もあるでしょうね、歳とってくるとわかる魅力なのかもしれません。
栽培しやすさも安心させられます
今年も変わらずに、フリージアは病気に強かったです。
雨ざらしでも黒星病にならず、他でうどん粉病が発生してもフリージアに症状は出ません。
これだけ耐病性があれば、十分安心。そういったところもフリージアに安らぎを感じる所以かもしれません。
↓↓ フリージアはリビングから良く見える場所に置いています
白っぽいバラでは室内から咲いているのがわかりませんからね。
リビングは南向きなので、花も反対向きに咲きます。
でもこうやって、逆光での輝きが似合っています。
この様子を見ると、残るバラだけのことはあるんだなあ、と思う次第です。
もう少し蕾が残っていますから、もう一度記事にできるかもしれませんね。