烏羽玉の花って可憐ですね
サボテンの開花時期をまだ十分に把握できていません。
そもそもまだ我が家で咲いたことが無い種もあります。
最近烏羽玉が我が家で初開花して、ビックリしました。
お迎えして2年目の烏羽玉
そもそも烏羽玉をお迎えしたのは、2020年の1月だったようです。
もはや記憶が曖昧になっているのは情けない。
寒くて曇りの日に、某園芸店の温室で選んだのは覚えています。
↓↓ 2020年1月下旬の烏羽玉
例によって小さな個体を選んできたので、鉢は2号鉢。
最初の球径は、28 mmとの記録です。
売られているのを見てる中で、一番小さい部類です。
冬に適応して縮んでいるのがわかりますね。
↓↓ 2021年1月下旬の烏羽玉
植替え時の様子です。
我が家のサボテンは地上の球体から直接根が出るタイプが多いですが、たまにこうやって地下部にも質量を有する種がいます。
烏羽玉は地下部にボリュームを持っていました。
この手の種は、深鉢がいいんでしょうね。
でも我が家では統一感を重視して、普通サイズの素焼き鉢です。
最初の年はイベントに乏しかった
小さいことが購入動機になりましたが、初めてのロホホラ属のサボテンなので、楽しく球体を眺めていました。
購入時は萎んでいた球体が、春になってハリを取戻していくのを見るのは楽しいものです。
↓↓ 2020年6月下旬の烏羽玉
良い感じでハリのある肌になりました。
新しい刺座も出てきて、調子が良いことを感じさせます。
ただ去年はこのままジーっとしてほぼ何の変化もありませんでした。
球径は、お迎えした時28 mm、8月に36 mmになってから生長が止まりました。
やっぱり冬にはシワシワになりましたが、球径はそれほど変化しなかったようです。
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我が家で烏羽玉の初開花
去年唯一の変化があったんです。
生長が止まった時に生長点に毛が生えているのを見つけて、半年間気になっていました。
↓↓ 2020年9月下旬の烏羽玉
ちょっと判りにくいかもしれませんが、球体のてっぺんにポワンとあります。
ロホホラ属は刺座に毛が生えるんじゃなかったかと記憶にあったので、これは成熟した新しい刺座なのかしら?と思っていました。
そして、2回目の春を迎えたわけです。
↓↓ 2021年4月下旬の烏羽玉
こりゃあ花芽じゃないですかね、膨らんできましたよ。
この大きさで開花なんですか。
その後この膨らみは目立って大きくなることも無く、さてこれはどうなるのかと思っていたところ・・・。
↓↓ 2021年5月上旬の烏羽玉
やあ、気が付いたら開花していました。
たまたま週末で良かった、日中しか開かないので平日なら気付かないところでした。
↓↓ 烏羽玉の可憐な花
ちょっとピンボケで悲しみます。
可憐な様子が伝わるでしょうか。
大きさといい、色といい、形といい、実に可憐な小花が咲くんですね。
同じような形の兜丸は豪快な大輪花なので、何となくそんなイメージだったのは迂闊でした。
意外なところを突かれたのもあって、この小花を一日眺めて夢中になっていました。
サボテン 太白丸の初開花
今年は我が家での初開花だったサボテンが幾つかありました。
嬉しい反面、寂しい気持ちにもなります。
まだ見ぬ憧れを持って日々のお世話をしているっていうのも、ありますよね。
1年前に鉢増しした太白丸
以前記事にしたことがあるような気がしていましたが、1年以上前でした。
随分小さかったようですね。
↓↓ 1年前、随分小さかった
この頃の球径は33 mmで、今はそこから10 mm以上大きくなっています。
今の測定結果は49 mm、最近球径測定してないなあ。
↓↓ 2020年4月中旬の太白丸
丁度一年前、まだ2号鉢です。
太白丸のウニみたいな刺はシッカリ硬いので、鉢の径より大きくなると刺さって痛いんです。
なので、この後5月に鉢増ししました。
↓↓2020年5月下旬の太白丸
雪晃なんかもそうですけど、植わっているときはまん丸球状に見えるのに、抜いてみると円錐状なんですよね。
バラ用の牛革手袋があって良かった。
↓↓ 2020年6月下旬の太白丸
植替えから少し経った写真ですが、まあ無事にケガもせずに植替え完了したわけです。
その後は変化無く生長
植替え後は特に印象に残った事件は無かったようです。
少なくとも記憶にない。
↓↓ 2020年11月下旬の太白丸
冬は少しくすんだ肌色になるようです。
アントシアニンで赤くなるというより、緑色が薄くなっている感じ。
↓↓ 2020年12月下旬の太白丸
大晦日の写真ですが、やっぱり変化ナシ。
この直後ぐらいに、球頂部付近の刺座に赤いものが見えるようになりました。
期待して見守っていると、やはり花芽形成しているようです。
やりました。
ここで残念ながら、刺座に赤いポチがある写真が残っていませんでした。
仕方ないですね。
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そして太白丸はこの春初開花
止むを得ず、いきなりの開花写真です。
↓↓ 2021年3月下旬の太白丸
白い球体に鮮やかなピンクの花が咲きました。
↓↓ 同じ日の太白丸
どの写真が雰囲気が出ているでしょうか。
こんな感じでいかにもサボテンらしく、花弁にはメタリックなツヤがあって美しいものです。蕊の黄色とよく調和がとれている花です。
↓↓ 2021年4月上旬の太白丸
結局花は4輪咲いて最盛期はこの頃、2輪同時開花が最多でした。
↓↓ 2021年4月上旬の太白丸
シッカリ開くのは日中だけ、嬉しくて自然光の下で撮影しました。
これは小生のウデの問題でもありますが、凡庸なピンクを基調としている花なので、あまり美しさが伝わらない写真が多いですね。
本来は、白い球体に鮮やかピンクの花でとても映えるんですよ。
サボテンは球体が大きくなると、花も大きくなるのでしょうか?
良く知らないのですが、太白丸の花なんか大きくなったら素晴らしい存在感なんだろうなあ。
これはまた一つ、毎春の楽しみが増えましたよ。
宝山の初開花に見惚れました
この春は、いくつかのサボテンが我が家で初開花してくれました。
初めて見る花は新鮮で、ワクワクします。
宝山をお迎えして1年
初開花組の一つが宝山、レブチア属のサボテンです。
丁度1年前にプラグ苗100円サボテンの中に見つけたのでした。
↓↓ 育て甲斐を求めています
宝山は普段大変地味なサボテンですから、花が美しいという情報が無ければ選択されることは少ないんじゃないでしょうか。
↓↓ 2020年11月下旬の宝山
お迎えから半年経っても大きく育つわけでもなく、刺が伸びるでもなく、特徴のない姿。
鉢はずっと2号鉢です。
ただ直射日光に当てて過ごしたせいか、刺座の間隔が締まって少し凛々しくなったかもしれません。
無事冬越しして、初開花
変わらぬ姿が逆に安心を感じさせてくれるほどで、無事に年を越した宝山。
他のサボテンと一緒に氷点下予報の晩は室内に取込んで、日中は外に出してという冬越しの日々。
何も特筆すべきことはありません。
気が付くと蕾が付いていて、3月に開花しました。
↓↓ 2021年3月下旬の宝山
レブチア属は株元に花が付くんですね。
悪くないんですけど、蕾が付いてる姿はカッコいいとは言い難いかな。
それが開花すると、実に見事。
↓↓ 初開花は嬉しいものです
ネットで画像を見ると、宝山は赤花と黄花があるみたいですね。
我が家の個体は黄花でした。
この黄花が、オレンジがかっていて実に美しい色です。
赤花の実物は見ていませんが、黄花に満足しています。
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ここからさらに本領発揮
初開花の後も開花は続きました。
とは言え多くのサボテン同様、日中にだけ花が開くタイプですので、勤め人が花の盛りを目撃できるかは運次第。
週末に開花のタイミングが合うことを祈るしかありません。
↓↓ 2021年4月上旬の宝山
祈りが天につうじたようで、3輪同時開花を見ることができたのは僥倖でした。
球体を覆い隠すように咲く宝山。
↓↓ 舞台裏です
小さい球体なのに、随分と花にエネルギーを注ぐサボテンです。
↓↓ 屋外の方が映えますね
宝山の花弁は少しマットな感じで、サボテンによくあるメタリックな輝きはありません。
質感は地味でも色が派手なので、バランス取れて好ましい花です。
これは仔吹きして大株になったら見事でしょうね。
花が終わった後に、どう成長するのか楽しみです。
この春は雪晃が早くに咲きました
春は芽吹きの季節と認識しているのですが、早い植物はまず花が咲きますよね。
ウメ、サクラが一般的です。
我が家で早咲きのグループはサボテンになります。
早い時期に開花して春を告げるサボテン
いくつかのサボテン種は2月末から咲き始めていました。
中でも早かったのが雪晃かな。
↓↓ 2021年2月下旬の雪晃
早春の花、ウメにも負けない速さと美しさ。
雪晃は我が家で初開花でした。
この個体は11月末の時点で42 mm、小さいうちから開花してくれる優秀種ですね。
秋には2号鉢から溢れそうな大きさだったのが、冬にかけてガクっと縮んだようです。秋から春にかけて縮むのは他のパロディア属のサボテンと同様ですね。
この蕾はいつからあったのだろう
雪晃は我が家にお迎えして丁度1年ぐらいです。
元々小さくて美しいサボテンでしたが、直射日光にガンガン当てたのが良かったのか、お迎えした時よりも締まっていて、刺の密度も高くなって、一段と美しくなったと思っています。
↓↓ どちらが美しいかって、主観ですけど
お迎えしてからは目覚ましく生長するわけでもなく、かといって問題があるわけでもなく、サボテンらしくジワジワ生長してくれていました。
それが、年末には花芽が見えてきたんですよね。
↓↓ 2020年12月中旬の雪晃
ポツポツ赤く見えるのが花の原基です。
こんな冬の入口に花の準備するんだ、と感嘆したものです。
冬に咲いちゃうんじゃないかと思ったりもしました。
↓↓ 2020年大晦日の雪晃
大晦日の雪晃って、何か風流を感じます。
ま、こんな感じで冬の間に雪晃は蕾を育んでいたのでした。
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そして満開の雪晃
2月に初開花した雪晃は、その花が終わった後に残りの蕾を一気に開いたのでした。
↓↓ 2021年3月中旬の雪晃
ここから開花のピークになります。
↓↓ 2021年3月下旬の雪晃
このあたりで満開でしょうか。
花は開き切ると僅かに色あせて、弁底に黄色が強くなるようです。
開きかけの全力の赤よりは、多少褪色した方が味わいがあって好みです。
↓↓ 2021年3月下旬の雪晃
我が家のサボテンは球径が小さい、若いサボテンばかりです。
小生がまだ知らないことの一つに、球径が大きくなれば花も大きくなるのか?ということがあります。
この雪晃はまだ2号鉢在住の若い個体ですけど、これが倍の大きさになった時に花も倍の大きさになるのでしょうか?それともこのまま同じ大きさなんでしょうか?
栽培していく中でも、色々と新しい疑問が湧いてきて、興味深くお世話できるのは幸せなことです。
サボテン衝動買いの続き、菫丸と貴宝青
先日の続きで、お迎えしたサボテンをご紹介。
サボテン、お安いのに出くわすと幾つも買ってしまいます。
気になっていた菫丸
小生はサボテン選びに花も重視していますから、旧ノトカクタス属が手元に無いのを残念に思っていました。
今回は小さいノトカクタス属があったのは幸いでした。
菫丸は青紫っぽいピンクの花が咲くそうで、以前から気になっていたサボテンです。
読みは「すみれまる」ですね。
↓↓ お迎えして植替え中の菫丸
ちょっと根が偏って生えていて、土を落としたらこんなに短くなってしまいました。
強健種なので大丈夫でしょう。
↓↓ 2020年11月下旬の菫丸
まだ開花したこと無い雰囲気、2号鉢に収まる大きさです。
菫丸は刺が球体にピタッと沿うので、取扱いが楽ですね。
こう見るとなかなか悪くない姿じゃないですか。
菫丸の学名は、以前はNotocactus uebelmannianusで、現在はParodia属に変わっていて、その際に種名まで変更されてParodia werneriということになっているそうです。
元々Parodia uebelrnannlanaという種があったので、後から来て似ている種名だった菫丸が変更を余儀なくされたそうですよ。
和名は関係ないですからどうでもいい話ですが、不憫なものです。
↓↓ 上からの菫丸
各種ネット情報を総合すると、菫丸は球径5cmより大きくなってから開花するケースが多いようです。
我が家の個体は現在4cmですから、来年の開花は難しいかな。
まあ多くを求めずに、開花は再来年のつもりでお付合いしていきましょう。
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気に留めていなかった貴宝青
もう一つ、旧ノトカクタス属で、貴宝青をお迎えしてみました。
「きほうせい」ですけど、そりゃ普通に変換すれば起泡性とか気泡性とかになりますよね。
同じノトカクタスに青王丸とかありますけど、青って漢字を和名に使うのはどこから来たんでしょうね。
↓↓ 植替え途中の貴宝青
同じ旧ノトカクタス属でも菫丸とは地下部の雰囲気がちがいますね。
菫丸は少し塊根部があるのに対して、こちらはスパッと地上部から直接細根が出るタイプです。
↓↓ 2020年11月下旬の貴宝青
貴宝青は多分何度か見たことがあったのに全然気に留めていませんでした。
今回手に取ったのは何かのご縁でしょうか。
上の方に長い刺があっていいアクセントになっているのがお迎えしたポイント。
球形ではなく、潰れたような扁平な形も好き。
刺は意外と柔らかいので、刺さって取扱いに困ることも無さそうです。
↓↓ 上から見た貴宝青
この個体は球径4cmで菫丸と同じような大きさですが、開花跡があります。
来年も開花してくれるハズですので、美しい黄花が楽しめると思います。
秋のサボテン衝動買い、白星とアウレイフローラ
この連休、その気無くホームセンターの室内園芸コーナーを見ると、サボテンの品揃えが変わっていて、思わず購入してしまいました。
3月に100円サボテンを買って以来ですね。
よく見かける白星
マミラリア属の白いサボテン、白星。
ネット検索の多数決ですと、読みは「しらほし」みたいですね。
学名はMammillaria plumosa。
種名のplumosaは羽毛の意味だそうで、色々な植物の種名に使われているようです。
よく見かけていても、お安い小さい個体に巡り合えなくて見送ってきました。
今回は200円、これならまあいいでしょう。
↓↓ 2020年11月中旬の白星
今回購入したサボテンは入荷からそれほど経っていないようで、割と状態が良かったようです。
根もキレイだったので、そのまま我が家の鉢と用土に植替えました。
白星は触っても実際フワフワ、中にスルドイ刺は隠れていません。
↓↓ 2020年11月中旬の白星
既に仔が吹いた状態ですので、少し余裕を持って2.5号鉢に植えました。
他のマミラリア属と一緒に強光で管理する予定です。
それにしても、白星って本体の肌が全然見えないんですね。
これだとサボテンの健康状態とか、わからないじゃないですか。
気が付いたら枯れていたとか、大いにあり得ますね…。
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初めて見て知らなかったアウレイフローラ
アウレイフローラは初めて見たんですけど、何となく姿が気に入ってお迎えしました。
学名がMatucana aureiflora、マツカナって属名は最初に発見されたペルーの町の名前だって、wikipediaに書いてあります。
種名は黄花っていう意味でしょうね。
↓↓ 2020年11月中旬のアウレイフローラ
まだ小さい個体で、2号鉢で丁度いいぐらいです。
小さいのが好みです。
刺座からの刺の出方が変わっていて、縦に並んで出ています。
放射状に刺がでるサボテンが多いですよね。
球体に対して刺が目立ちますけど、大きくなるにつれてそれ程でもなくなるようです。
↓↓ 2号鉢でもこの余裕
最初見た時はギムノカリキウム属かと思いました。
何となく球体の雰囲気はそんな感じですが、別属ですから色々と形態が違うんでしょう。
普通に直射日光当てて育てる予定ですけど、焼けないことを祈っています。
ペンタカンサと花鏡丸の鉢増し
気が付くとサボテンが大きくなっていて、秋に一生懸命鉢増し作業しています。
動かないように見えて、大きくなるものです。
減稜したペンタカンサ
我が家のペンタカンサは6稜でした。
お迎えした時はちっこいサボテンで、意識せずに気付けば5稜じゃなかった。
↓↓ 花も咲かないので、年1回の登場
それが、最近見ると減稜しつつあるのに気付きました。
↓↓ 2020年9月下旬のペンタカンサ
右側に一つ稜が追いやられて行っていますう。
あーあ、残念。
これで普通のペンタカンサになってしまいました。
コントロールできないので、仕方ありません。
ペンタカンサの鉢増し
ペンタカンサは2号鉢に植えてからもう2年近く、そのままで育てています。
さすがにそろそろ鉢増ししないと、抜けなくなってしまいそうです。
↓↓ 2.5号鉢を用意しました
ペンタカンサは猛烈に生長が早い種ではなさそうなので、急に大きな鉢にしなくてもいいでしょう。
↓↓ キレイに抜けました
根鉢はできていましたが、根詰まりと言う程ではありませんでした。
2年間植えっぱなしと思えば、サボテンは生長が遅い。
地上部が溢れなければ、植替えは隔年ぐらいで十分そうです。
↓↓ 2020年10月下旬のペンタカンサ
引越し完了、刺が小さいので作業は簡単でした。
鉢の大きさは丁度いいぐらいでした。
これでしばらくは安心して見ていられます。
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勢いに乗って花鏡丸も鉢増し
せっかく植替えの道具を出したので、もう一つ植替え実行。
今度は花鏡丸です。
↓↓ 2020年9月下旬の花鏡丸
我が家で唯一の仔吹きサボテンで、せっかくなので分離せずにそのまま大きくしています。
これがすぐ横に大きくなって、もう植替えしないといけません。
↓↓ 仔にも花が咲いたらキレイだろうなあ
沢山の花を咲かせるためです、仕方ありません。
現在2.5号鉢なので、今度は3号鉢ですね。
↓↓ 土が出せないです
あまり力を入れて土を出すと、仔株も外れてしまいそうです。
前回この鉢に植えたのが5月でまだ半年しか経っていません。
まだそれほど根も張っていないだろうと予想して、鉢底の穴から押し出すことにしました。
↓↓ 案の定すぐ抜けました
ツブツブ苦手な方、ゴメンナサイ。
仔株を外すことなく、抜くことができました。
それぞれの仔からも根が出てきていますから、そのうち外れちゃいますね。
↓↓ 2020年10月下旬の花鏡丸
植付けも優しく無理せず、仔株を外さずに引越し完了。
抜けなくなりそうなサボテンがまだあるんですよ。
本格的に寒くなる前に、片付けます。
竜頭を鉢増ししないとマズいことに気付きました
サボテンの植替え、今まで鉢の取扱いに不便を感じた時を植替え時にしていました。
鉢いっぱいになって来た竜頭を見ていて、それだけではマズいことに気付いたんです。
植替え前の竜頭
ギムノカリキウム属の中でも大好きな竜頭、2.5号の素焼鉢に植えていました。
今シーズンは花もよく咲いて、きっと環境を気に入っているものと思っています。
↓↓ 我が家のサボテンの中では随一の花です
花後も、美しい肌を呑気に眺めて、順調に大きくなっているなあと思っていました。
↓↓ 2020年9月上旬の竜頭
鉢いっぱいになっていても、刺が球体に沿っているために鉢の取扱いには支障ありません。
鉢を置く場所が限られているので、可能であればできるだけ鉢増しせずに済ませたいところです。
それでここまでになりましたが、気が付くと鉢と球体の間の隙間が狭まって、用土が取り出せなくなっています。
↓↓ 鉢とサボテンの間が無いと・・・
小生はサボテン用土に硬質赤玉土と硬質鹿沼土を使っていますので、これら粒よりも隙間が狭まると管理上大変困ることに気付きました。
鉢増しや土替えの際にはサボテンを抜く必要がありますが、上から土を取り出せなければ鉢を割るしかありません。
マズい状況ですが、きっとまだ間に合う。
慌てて鉢増し
止むを得ず細い金属の棒で土を突いて、粒を少しずつ砕きながら除いていきました。
サボテンを傷つけないように慎重に、実に面倒な作業。
↓↓ やっと抜けた!
最後は水抜きの穴から押出すことができました。
根詰まり未満ながら根鉢はかなり強固で、どっちにしても植替えの時期として適切だったようです。
↓↓ 2020年9月下旬の竜頭
無事3号鉢に植替えました。
鉢とサボテンの間も余裕があって、こうでなくてはいけませんね。
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竜頭の生長記録を見ながら
これで現在、竜頭の球径は56 mmです。
この1年の竜頭の生長記録は下図のようになります。
↓↓ 竜頭の生長記録、2019年-2020年
去年夏のうちに生長が止まったのとは異なり、今年はまだ生長を続けているように見えます。
成熟度が変わると、季節による生長変化も違ってくるんでしょうか。
このあたりの性質についても、まだ奥深いですね。
ハッキリしているのは、この1年で球径が10 mm大きくなったことです。
割合としても大幅な生長になりますよね。
印象としてそれ程大きくなったように感じないのは、鉢を大きくしたせいでしょう。
この植替えで根の環境も改善したハズですから、来年も沢山の美しい白花を咲かせるよう願っています。
その前に冬に変化して渋色になるイベントがありますね。
竜頭はどの季節もキレイで、ホント好きです。
紫盛丸を鉢増しして、空いた鉢に翠晃冠を植替え
最近手元の植物を触りたい病が発症していて、サボっていたお世話と称して週末には鉢をひっくり返して楽しんでいます。
紫盛丸の刺が鉢からはみ出てる
サボテンなんかが主な対象で、面倒だった鉢増しを片付けるのに丁度いいです。
今の鉢増し基準は、刺が鉢の外に出ているかどうか。
刺の長い種類の鉢増しが優先されます。
まず、アカントカリキウム属の紫盛丸。
↓↓ 2020年6月下旬の紫盛丸
今年は花が咲くかと思っていましたが、不発でした。
開花するにはもっと大きくならないといけない種なんですね。
花は残念でしたが、長い刺が見事でお世話のたびに手に当たります。
現在2.5号鉢に植えられていて、紫盛丸自体の球径は54 mmです。
そういえば、ついこの前2号鉢から鉢増ししたばかりだったような・・・。
↓↓ 2020年5月下旬の紫盛丸
そう、3ヶ月前に鉢増しした時の写真がありました。
あっという間に3号鉢が必要になってしまい、由々しき事態です。
そんな急に大きくなると、置き場所無くなるよ。
↓↓ 2020年9月上旬の紫盛丸
これで鉢とのバランスが丁度いい感じになりました。
↓↓ それでもチクチクしますけど
これでも少し鉢を持つのが楽になったので、十分です。
ついでの鉢増しは翠晃冠
さて、紫盛丸の鉢増しによって元の2.5号鉢が空きました。
ここには2号鉢で刺が溢れているサボテンを 入れましょう。
目についたのはご存知ギムノカリキウム属の翠晃冠。
↓↓ 2020年9月上旬の翠晃冠
春からぽつぽつ咲き続けています。
背景の球体が鉢いっぱいになっているのがご覧いただけるかと思います。
翠晃冠の刺は意外と立ち上がって生えるので、やっぱり鉢増しが必要です。
↓↓ 2号鉢から抜いた開花中の翠晃冠
お迎えしてから1年半以上同じ鉢に植えてあると、根はいっぱいになるものですね。
そんなに詰まっている感じではありませんが、根を見る限り植替え時でした。
↓↓ 2020年9月上旬の翠晃冠
こちらも植替え後の鉢は丁度いいバランスになりました。
随分貫禄もついてきたね。
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恒例の年間生長を確認
さて、ここで紫盛丸と翠晃冠の球径変化を見てみましょう。
どちらも1年以上のデータが揃いましたので、季節ごとのおおよその動きが掴めると思います。
↓↓ 紫盛丸の年間生長グラフ
2月から10月いっぱいは膨らみ続けて、残る3ヶ月が休眠で縮むようです。
↓↓ 翠晃冠の年間生長グラフ
こちらは5月から8月の3ヶ月間が生長期で、残りの生長は緩慢です。
紫盛丸と活動・休眠の長さが逆です。
生長期の長さが全然違うのに年間の球径生長が大きく変わらないのは、生長期が長い紫盛丸は休眠期に縮むからでしょう。
生長期が長くても、休眠期に縮んだのを取り戻すのに費やす時間が数ヶ月あります。
ま、そういうことなんですねえ。
刺で痛い目を見たのをキッカケに、玉翁と縮玉を植え直す
サボテンを育てていると、うっかり刺に触って痛い目に遭うことがあります。
これ、迂闊な小生だけではないと思います。
玉翁を深植えに
気が向いたときに、サボテンの鉢増しをしています。
5月下旬には玉翁を2号から2.5号の鉢に変更しましたが、その際少し浅植えになってしまいました。
ちょっと不安定なのと上から鉢を持ちにくくて、良くないと思いつつそのままにしたのです。
昨日は水遣りだったのでサボテンを触っていたところ、手が滑ってサボテンを直接掴んでしまいまして、案の定それが玉翁。
↓↓ 2020年8月下旬の玉翁
モフモフに見えますが、短いながらもなかなか鋭い刺を持っています。
鉢を持っていた左手の親指が滑って、親指の腹に無数の刺が。
もっと重心低く、株元の茶色い部分は埋めた方が取扱いしやすそうです。
もう痛い思いをしないよう、改善しました。
↓↓ こんな感じで
サボテンは深植えしても、居心地が悪いと自分で上がってくることが多いようです。
日照を求めて傾いたりするし、意外とアクティブ。
このまま埋まっていてくれるといいのですが、どうでしょう。
↓↓ 2020年8月下旬の玉翁
生長シーズンも終わりですので、これが今年の姿と言えるでしょう。
玉翁の前回の記事は半年前でした。
↓↓ 5 mm程度球径は大きくなっていますが、大きな違いはありません
それでも玉翁は長い毛が多くなっていくという変化があるので、まだ楽しく眺めていられますよ。
ついでに縮玉も深植えに
今回玉翁の浅植えを改善したついでに、同じく浅植えすぎた縮玉も植え直しました。
↓↓ 2020年8月下旬の縮玉
縮玉は2号鉢です。
この株元の刺座が集まっている部分を埋めたかったんです。
こんな浅植えでは、電球みたいでカッコ悪いですし。
↓↓ こんな感じに
同じ2号鉢に深植えしました。
意外と地下部が大きいサボテンなので、鉢の深さが不足気味。
それでもあまり大きくなってもらいたくないので、小さい鉢で様子を見ることにしました。
↓↓ 2020年8月下旬の縮玉
縮玉も半年前に比べると、この生長シーズンに随分大きくなりました。
縮玉の前回の記事は半年前でした。
↓↓ この頃から球径1 cm程度増えました
縮玉は、大きさ以外の変化が無いですねえ。
そういえば地味に増稜してるかもしれませんから、今度数えてみましょうか。
玉翁と縮玉の生長記録
今回植え直した2種類のサボテンは、まだ花が咲かないのでブログに登場する機会が少なめです。
この機会に一年間の生長の様子を見ておきましょう。
↓↓ 玉翁の球径、約1年間のグラフ
↓↓ 縮玉の球径、約1年間の記録
玉翁と縮玉の年間生長は、かなり似ています。
春から夏の間に球径を増やして、秋冬は停止しますが大きくは縮みません。
縮玉の方が球径生長の停止がハッキリしていて長く、9月から翌年3月頃までです。
玉翁の生長停止期間は10月から翌年2月頃でしょうか、前後2ヶ月短い。
痛い思いをしたけど、こうやって気に留めるキッカケになったので良かった良かった。